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坂元勇(関東同窓会会長)翻訳本の紹介
『武冬著24式太極拳精髄』
タイトル:『24式太極拳精髄』
著者:北京体育大学教授 武冬
日本語訳:坂元勇 孔暁霞
サイズ:A5版(148×210mm)
ページ数:415p
価格:3,200円+税
発行年月:2021年5月15日
出版社:日貿出版社
本書の内容
第1章 太極拳の基礎知識
第2章 太極拳の基本原理
第3章 24式太極拳の指導方法と練習方法
第4章 24式太極拳詳細解説
『24式太極拳精髄』日本語版の出版にあたって
坂元 勇 2020年8月
制定拳・剣を進めていくと、伝統拳・剣ではどうなのか知りたくなる、次には伝統拳の基本功が気になる。何年か前、中国語のブラッシュアップも兼ね、一ヶ月間、北京体育大学で中国語を学びながら、既知の武冬教授をWeChatで予約し、陳式纏絲功を学んだ。その後も継続して教えて頂いており、何時もと変わらぬ日常が続くはずだった。
ところが、今年は新型コロナウイルスの外出規制が続く中、ほとんど毎日の太極拳生活は一変せざるを得なくなる。
私はずっと、太極拳は本で学ぶものではなく、身体で学ぶものという気持ちが強かった。しかし、この機会にせっかくの中国語を活用しようと、ずっと前に北京で購入していた本著を中国語でワード入力しながら和訳していた。すると、途中で、自分の中で今まで混沌としたものが自然にはっきりとして来る本著の深遠さに感銘を受けた。自分だけのものにするのはもったいない気持ちが生まれ、武冬教授に相談した。程なく、翻訳発行の許可が出て、以前から北京合宿でお世話になっている孔暁霞さんと共に翻訳することになった。中国語には独特の言い回しがあり、中国人でないと分かりにくい表現も孔さんのお陰で少しずつ理解し、単なる机上の翻訳でなく、自分が実際に活用する中で生まれた疑問点は武冬教授とWeChatでやりとりし、一つずつ解決しながら、絶妙のチームワークで翻訳が終わった。
やっと完成した日本語版であるが、太極拳についての自分の見識はまだまだ浅い。読者の皆さんの解釈と異なる部分や、翻訳の誤りが随所にあると思う。武冬教授も、読者の皆さんのご意見を頂いて本著をより良いものにしたいと考えている。是非皆さんの貴重なご意見を遠慮なくお寄せいただきたい。
最後に、本著を通して、太極拳愛好家が益々増え、読者の皆さんの健康増進にも役立つことを、願っています。
追記:本書を読んで頂くと、運動は苦手と言う方も自分が今まで学んできた生理学、医学
物理学、哲学などの知識を活かすことができ、自分にも合っていると感じられると思います。